4カ月が理想!猫の去勢・避妊手術時期のタイミングはいつから?

こんにちは、たくみです。

今日は猫ちゃんの去勢・避妊手術の時期は

いつからが良いかを書きたいと思います。

 

どうして書きたいかというと、

獣医師の中でも、ネットの中でも

いろいろな情報が飛び交っている

からです。

 

獣医の目線で見ていても、

正直わからなくなりました。

なので、日本と海外で報告されている

ことも参考に調べてみました。

 

  • 自分がおすすめする手術タイミングや、
  • 早い時期に去勢したら成長に影響する?
  • 幼いと麻酔って危ないんじゃないの?

のようなことを中心に

お伝えしようと思います。

 

あなたにとって猫ちゃんの

去勢避妊は大きな出来事かと

思うので、その決断の支えに

参考になれば嬉しいです^^

 

 

発情期きてから去勢・避妊手術は遅い理由

日本の動物病院だと、去勢避妊手術は

6~9か月でするところが多いです。

でもこれは遅すぎると思います。

 

なぜかというと、多くの猫ちゃんは

大体5,6カ月で発情し始めます。

(早い子だと4カ月には始まります。)

 

正確にいうと、メス猫ちゃんは発情期が

あるんですが、オス猫ちゃんは発情

というよりメス猫ちゃんのにおいや鳴き声

を聞いて発情モードに入ります。

 

本当は日が長くなってきたら発情する

ような体になっているので、外飼いが

あたり前な昔は冬に発情なんてことは

ありえなかったんです。

 

でも今は家の中で飼われている猫ちゃん

が多いので、部屋の電気もあって

1年中発情する機会がある環境に

なってきています。

 

発情すると何か問題あるの?

って思われると思うので、

6か月以降や1歳以降より早い時期での

去勢避妊手術をすすめたい理由

合わせてお伝えしていきますね。

 

理由① スプレーや鳴き声が大変に

生後5,6か月で発情が始まると、

スプレーというとても臭うおしっこを

シャーっとするようになったり、

夜鳴きのように、大きい声でずーっと

鳴くようになります。

 

あまりにも臭くて、頻繁にするので

掃除に大変苦労される方が多いです。

 

そして夜鳴きも一人暮らしでは

マンションで飼うことが多いと思うので、

近所に迷惑がかからないか気になって

しまうことになります。

 

なので、スプレーや夜鳴きを無くす為

に手術する飼い主さんが多いのですが、

手術が遅いとデメリットもあります。

 

一回発情すると、手術しても発情の時の

行動が残ってしまう可能性があることです。

 

つまり、スプレーや鳴き声を止める為に

手術したのに、癖になってしまっていて

治らないこともあるんです。

 

例えば親友が勤める病院では、

一度スプレーや夜鳴きを覚えた子が、

去勢避妊手術しても残る可能性は、

30%と教えてくれました。

もう一人の親友は20%と。

 

そこそこの先生によって数字は

変わってくると思いますが、

100%なくなるって話は

聞いたことありません。

 

なので、せっかく無くしたいと思って

手術してもずっと付いて回ること

にもなる可能性が出てきてしまうんです。

 

発情前に手術をすれば、100%スプレー

を無くせるかと言うとそうではないです。

猫ちゃんは発情の他に不安でするスプレー

をしてしまう猫ちゃんもいるからです。

 

でも発情期後に癖になって治らない

心配はしなくていいことになります。

 

それに、もし発情来てしまってすぐに

去勢避妊手術ができない時は、数週間

ずっと悩んでしまうことになります。

それでノイローゼになる人もいる位です。

 

”発情後にすぐ手術すればいいんじゃない?”

って思う人もいますが、発情中の手術は

個人的にはしない方がいいと思ってます。

 

なぜかというと、発情中は子宮の血管が

豊富になるからです。

 

妊娠への準備期間なので、その分子宮に

血をたくさん集めて準備し始めます。

 

なので、手術中に出血しやすいですし、

もちろん出血して良いことはないです。

 

腕良い獣医ならできると思いますが、

そんなリスク持ちながらするよりも、

発情前にしたら安全じゃない?

できないことじゃないのだから。

って思うんです。

 

猫飼うのを止めてしまう人まで

出てくるこのスプレー鳴き声問題

なので、発情前の手術は猫ちゃん

にも飼い主さんにも良いことだと

思っています。

 

理由② 乳腺腫瘍になりにくくなる

雌猫ちゃんの場合ですが、

発情しないうちに避妊手術した方が

乳腺腫瘍になる可能性が減るという

ことがわかっています。

 

発情するごとに段々と発生してしまう

確率があがるので、早い方がおすすめ

という理由です。

 

具体的にお伝えすると、

避妊していないメス猫と比べて

 

6か月までに避妊した子   91%減

7-12カ月までに避妊した子  86%減

13-24カ月までに避妊した子  11%減

24か月以降に避妊した子  変化なし

 

こういう研究報告がありました。

[参考:Association between Ovarihysterectomy and Feline Mammary Carcinoma]

 

この病気に限って言えば、

手術が早いほどメリットがあります。

 

ちなみにある保険会社の猫ちゃんの

死んでしまった原因の内訳は、

1番多いのが ガンで38%

2番目は 腎不全で22%

 

となっていて、乳腺腫瘍は

ガンのなかで3番目に多い病気で、

80~90%が悪性と言われています。

 

日本猫は特にこの乳腺腫瘍が多い品種

になっていて、救えるのなら救いたい

ということで避妊手術のメリットに

上げている獣医が多いんだと思います。

 

このあたりは予防的な手術になるので、

じゃあ人間でも「将来病気になるから

臓器とっちゃおう!」

 

ってことにはすぐならないと思うので、

飼い主さんごとに判断が分かれてくる

ところだと思っています。

 

自分が猫ちゃん飼っていたとしたら

どうするか?と言われれば、

避妊手術の一番の理由にはならないけど、

防げるなら受けた方が良い理由になるかな

とは感じています。

 

理由③ 子猫を産める体になっている

そして2匹以上の多頭飼いの方や、

これから2匹目を考えている方に

ぜひ考えてもらいたいことは、

発情期には子猫を産める体になっている

ということです。

 

オスメス猫ちゃん1匹ずつと暮らす

だけで、子猫ができる可能性あります。

発情期に交尾すると妊娠確率は

ほぼ100%です。

 

一度に3~5匹生まれることが普通なのが

猫ちゃんなので、経済的なことや暮らす

環境のことも考えて、子猫は飼えない

と思うなら手術はするべきかと思います。

 

子猫が生まれてから、飼えないので

ダンボールで捨てたりというような

ことが日々起こっているのが今の

日本の今です。

 

殺処分のほとんどが子猫ちゃんなのも、

こういう意識ひとつあれば変えられる

と思っています。

なので一度考えてみて欲しいのです。

 

理由④ 猫ちゃんのトラウマにならない

猫ちゃんはかなり病院が嫌いな子が

多いですが、その理由の一つに

手術した痛い、嫌な経験したから。

があると思います。

 

病院行くたびにものすごい嫌がる

ような猫ちゃんだと、治したい病気

があってもストレスをかけることに

なってしまいます。

 

でも発情前の幼いころだと、あまり

物心がついていない頃なので、

手術がトラウマにならない

メリットがあります。

 

本当の気持ちは猫ちゃんに聞かないと

わかりませんが、自分の例でいうと、

小さいころから病弱だったので、

病院には多く通ってました。

 

でも小学生に上がる前に病院で受けた

ことってあまり覚えていません。

小学生にした手術でうっすらと

覚えている程度です。

 

逆に大人になってからした手術とかは

すっごい記憶が鮮明に残っているので、

何回か手術していますが、回を重ねる

度に不安さトラウマが出てきます。

 

なので猫ちゃんも同じような

ことが言えるのではないか?

と思います。

そういう意味で発情前がおすすめです。

 

理由⑤ 発情ストレスはない方がいい

ずっと部屋飼いの猫ちゃんは、

1匹でいると発情はストレスです。

異性を求めているのに、絶対に

会うことができませんよね。

 

発情は猫ちゃんにとって本能です。

本能って抑えるのストレスですよね?

人間でも本能というと、

睡眠、食事に性欲があります。

 

例えば、良いな~っ思う服を

買うのは我慢できますが、

お腹が空いたとかって、我慢しすぎる

といつか爆発してしまいますよね。

 

それぐらい猫ちゃんの発情の本能も

一人じゃ解消できないので、ストレス

に感じていると思うんです。

 

だから隙をみて脱走したり、機嫌が

悪くなってしまう子もいますよね。

それに見ている方もつらいです。

ホルモンのバランスも変わってきて、

発情の度に体調も変わってきます。

 

いずれ去勢避妊手術をするなら、

こういうストレスを感じさせない

ように発情前してあげる方が、

猫ちゃん思いかなと自分は思います。

 

いろいろ書いてきましたが、

発情期過ぎてからは良いことないかな

っていうのが率直な感想でした。

 

結論。4カ月が去勢避妊手術のベスト時期かと!

「じゃあ発情期前ならいつがいいの?」

って話ですよね。

 

5,6カ月で普通に発情がきてしまうので、

家で飼っている猫ちゃんに限れば、

4カ月頃が一番いいのかなと思います!

 

どの病院でもワクチンを打ってから、

去勢避妊手術をするかと思います。

これは手術の時の感染しちゃうことを

防ぐ意味では必要です。

 

そしてそのワクチンはいつ打つか

というと、薦められている

ガイドラインから考えると、

 

1回目が生後8~9週のとき。

2回目がその12~13週のとき。

3回目は14週~16週のとき。

 

っていうのが、どの猫ちゃんもする

ワクチンの間隔になってます。

(3回目はしない子もいます。)

 

でワクチンって弱らせたウイルスを

打つことなので、弱ってるとはいえ

猫ちゃん体内ではウイルスと戦います。

 

それで免疫をゲットするわけですが、

やっぱり戦うわけなので、体力とか

ストレスは感じてしまいます。

 

そんな時に体力使う、去勢避妊手術を

すると危ないのは確実です。

なので最後のワクチンをしてから、

2,3週間は空けたいです。

それが大体4カ月ごろになります。

 

これは国際的な猫ケアの組織や

イギリスの獣医師組織の方たちが

揃って運営しているこちらのサイト

でも薦めている流れでした!

 

これ以上遅くすると、はじめての

発情が来てしまうし、早いとワクチン

が完了できません

ということを考えると自分も

ベストなタイミングで納得したので

おすすめしています!

 

早期の去勢避妊手術って危ないの?

4カ月のおすすめをしましたが、

きっとそんなに早くて大丈夫?

って思いますよね。

 

ほとんどの本やネットのトップページ

には、早く手術すると

  • 尿道の発達しないから尿石になりやすい
  • 体重2キロいってからするべき
  • 体の成長に悪い影響起こしちゃう
  • 子猫に麻酔は体力ないし危険すぎる

ってがっつし書かれてますし、

実際に病院の獣医さんもこう言う方

いるので、自分も混乱しました。

 

なのでそのあたりの事実も調べたので

書きたいと思います。

 

誤解① 尿道発達しない? 体重2kgまでだめ?

まず日本代表の日本獣医師会

はなんて言っているかです。

Q&A 猫の去勢手術の時期について

 

下の方の文章では、

早期の去勢手術で尿道のような

おしっこの病気になりやすい。

という可能性はほとんど否定されていて

教科書にも書いてないから根拠なし。

 

自分がみたイギリス・アメリカの様な

日本より進んでいる国の獣医師会でも

「いまだにそう言ってる人いるが

リスクなんてないよ」って書かれてました。

 

上の方でもリンクしたイギリスのサイトの

トップページにある去勢避妊についての

記事には、

「発情後と発情前に去勢避妊した猫の

尿道の直系は同じだった」

 

「体重制限を言ってる保護組織あるけど、

それを証明するデータなんてない。

今わかっているのは、生後8週間での

去勢・避妊手術が完全に安全という

ことだけだ。」

 

という感じで堂々と参考文献とともに

言っていました。

 

もう一つ、アメリカ獣医師会のサイトで

猫ちゃん1660匹を平均4年ほど

研究した報告があります。

 

それによると、5カ月半未満

それ以降に去勢した猫ちゃんを

比べると、おしっこの病気の

なりやすさは年齢と関係ない

ことがわかりました。

 

例え尿道の変化があったとしても、

結石で詰まったりすることが増える

ことはない。

 

と断固否定していました。

これだけではなく、何十もの報告も

合わせての結論なので、4カ月の

去勢でも心配なしだと思います!

 

というか、日本獣医師でも

否定しているのに。。。

 

そして、2kgとか体重の制限は

なにも根拠がなくて、当てにできない

基準ということもわかりました。

 

誤解② 猫ちゃん体の成長に悪い?

去勢避妊手術をしてホルモンバランスが

変わるから、体の成長に悪い影響がでる

という話も聞いたことがあります。

これは、全く関係ないことでした。

 

先ほどと同じアメリカ獣医師会サイト

でも完全否定されていました。

 

性ホルモンが骨に影響しているので、

早期の去勢避妊はほんの少しだけ

長い骨が長くなることがあるけれど、

どの子も日常生活に支障ないですよ。

 

という感じになっていました。

臓器の成長も悪くなるから・・・。

という意見に対しては、

 

知っている先輩獣医さんが、

前にアメリカ獣医師会雑誌に

「骨格も体も行動も、7週間と

7か月で手術した猫ちゃんは

どちらも同じ。」

 

っていう情報をゲットできました。

猫ちゃんが普通に暮らしていく中で

やらない方がいい!という内容には

出会えませんでした。

 

誤解③ 子猫には麻酔や手術へ体力がない?

これは獣医師の中でも言う人

が多いセリフです。

危険ならそんな時期に手術なんて

受けさせたくないですよね。

 

でも実際のところは8週すぎていれば、

問題なしでした。

 

昔は安全な方法がなかったのかも

しれませんが、今麻酔については、

アメリカでもイギリスでもしっかり

子猫でも安全な麻酔方法

紹介してくれていました。

 

細かく書いてもどうかと思ったので、

書きませんが、大学上がりでも知ってる

ような、一般的なお薬です。

 

なので、どこかの病院じゃないと

できない!みたいなことは

ないと思います。

 

自分も2カ月の子猫ちゃんに

全身麻酔したことありますが、

大丈夫だったので、そんなに

心配することではないような

気がしています。

 

なので、麻酔や体力面の心配は

早期の手術だとしても、

心配いらないです。

 

自分は去勢避妊手術をしたことが

ないので、経験談がないです。

なので代わりに早期にしている

先生の言葉を借りようと思います。

 

「成猫よりも子猫の方が手術後の

回復が早いし血管も脂肪も少ない

ので手術が難しくない。だから新卒

の獣医でもできる。」

 

そうだったんですね・・・。

動物病院に勤めたら、手術はまず

去勢避妊から学ぶのがほとんど

なので、やる側としても、お願い

する側からみても安心かなと。

 

大学の頃に、実験マウスのお腹を

開けたことがあって、たしかに

立派なねずみーより、小さい

ねずみーの方がやりやすかった

記憶を思いだしました。

 

お腹の中を開けている時間が長いほど、

何かの感染症にかかるリスクが増える

ので、安全でな子猫の方が早く手術も

終わることできて逆に良いのかな。

とも思います。

 

とまぁ子猫ちゃんでも、体力に麻酔は

安全だよ!ということでした。

 

去勢避妊手術の時期まとめー。

まとめたつもりが恐ろしく

長い文章になってしまいまして、

すみませんでした。

ここでおさらいまとめ書きますね!

 

早期の避妊去勢手術のメリット

  • スプレー鳴き声が癖にならない
  • 乳腺腫瘍のリスク抜群に減る
  • 発情ストレスが無くせる
  • 子猫ならトラウマにならない
  • 望まれない子猫出産を防ぐ

そして、おすすめはワクチン接種後の

4カ月ころ手術です。

 

よく見かける不安要素

  • 早期でもおしっこの病気は増えない
  • 2kgいったら安全とかの根拠なし
  • 体の成長に悪い影響なし
  • 安全な麻酔あるし、子猫の方が安全

ということでした!

 

と言っても、新人って初めて勤める

病院の院長の方針に学びますし、

その院長が事実を知らなければ、

自分で文献をあさるしかありません。

 

このことを知らない獣医さんに無理に

早期で手術して!ってお願いするのも

自分だったら怖いです。

やっぱり慣れも必要だと思うので。

 

近場の動物病院が何か所かある方は

早期でやってくれる病院を電話とかで

聞いていくしかないかなと思います。

 

猫ちゃんにとって幸せになるように、

子猫のころの去勢避妊手術が常識に

なりますように。

 

あなたの猫ちゃんが幸せに暮らす

ヒントに、この記事が役立てば

とても嬉しいです。

 

それでは^^

 

 





関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る